すずめと阪急うめだ本店の地階の和菓子コーナーを歩いていて『小島屋のけし餅』が売られているのを見つけた。良くここには来るが、小島屋が出店しているのを知らなかった。
餡をもちで包んで、表面にけし粒が隙間なく、まぶされている。餡も甘すぎず上品な感じで、プチプチとした歯ごたえのけし粒が良いスパイスになっている。
中華料理の飲茶などで出てくる、餡入り胡麻団子にコンセプトが似ているような気もする。
この小島屋も堺市に本店がある和菓子の老舗だ。さすが千利休のお膝元である。
狸が単身赴任で堺の街中に住んでいた時に、小島屋の本店前を歩いて通ったことがある。観光バスが停まり外国人観光客がたくさん降りてきて、店の中がいっぱいになっていた。甘党のツアーだったのだろうか。
あまり日持ちするものではない(製造後5日)が、ちょっと時間が経って固くなったものを、こんがり焼いて食べるのも美味しそうだ。
甘党で餡好きの狸としては、餡の玉の周りにけし粒をコーティングした、『けし餅』ならぬ『けし餡』でも良いと思っているのだが、いかがだろうか。
©Tanu記