お盆休みを過ぎて大阪も蝉の声が幾分小さくなり、小学生が夏休みの宿題の追い上げにかかり、チキンラーメンと羽田空港の誕生日の頃に、狸の誕生日が来る。
会社の後輩と友人の奥さん、友人の元奥さんが同じ誕生日だった。何かの統計によると8〜9月生まれは数が多いのだそうだ。
小学生の頃は夏休み生まれで損した気分でいた。お誕生日会をしてもらえないし、『8月生まれの人』は9月生まれか7月生まれの同級生と一緒に紹介されたりして、なんだかなぁ、という気分だったわけだ。
大人になってくると8月は花火大会も多いし、なかなか楽しいものだ。狸の友人に12月24日生まれがいる。彼は『誕生日もクリスマスもお正月も合同で、実に損した気分だった』と言って『3倍のプレゼントを貰っていたんじゃないの?』と言われて笑っていたが、ひとそれぞれだ。
歳を取るのは嫌な気分を感じることも有るが、やはり誕生日は良いものだ。
サントリーが1970年に『1億人の誕生日』で募集した曲(唄はピンキーとキラーズ)だったらしいが、小学生の時にTV CMで聞いて記憶によく残っている。
さて、なにか美味しい料理を頂いて、デザートもたっぷり食べて帰ってこようかな。
©Tanu記