最近、我が家はカリフォルニアのお米を使っている。カリフォルニアのお米が結構おいしいことは、出張時に何度も食べて知っているので、業務スーパーで普通に売られるようになってから買うようになった。
先祖がコシヒカリのカリフォルニア米もあったと思うが、業務スーパーで売られているものは少し長粒のもの。炊き上げるときに水分を少し多めにする必要があるが、完成すると結構おいしい。
そう言えば1993年のコメ不作の年に狸家は米どころ栃木に住んでいたが、栃木もテレビのニュースに米農家が出るほどの凶作で、出回るコメも少なく出回ってもとても高価だった。
緊急輸入でタイ・中国・アメリカ・オーストラリアのコメが入ってきたが、日本のコメと遜色ないとの噂でアメリカとオーストラリアのコメは入荷するとすぐ売り切れになっていた。
国際交流ボランティアに興味があった我が家は、タイ米と中国米を買ってきて、タイ米はパエリアやカレーに使ってみたり、水の配分を変えて炊きあがりを確かめたりして、科学実験気分で楽しんでいた。
まだ小さかった、にゃんことおもちは、コメの吸水実験を一緒にやったり、サワディーカ米、ニーハオ米と呼んで親しんだ。
中国米は少し糠臭い感じで、タイ米は現地の高級品が輸入されたという噂通り香り高くて美味しかった。通常は買いたくても(当時は)変えない世界のお米が食べられて、貴重な経験だった。
©Tanu記