毎日配信されるメールニュースの中に、ちらっと目にたまたま止まった記事があった。
四国、香川の山中にある小学校が廃校になった。これは時々耳にする類のニュースだけど、この小学校はその後が少し違っていた。
ボランティアの方々が集まって望遠鏡の博物館を立ち上げることになったという。運営もボランティアで成り立っているというのは、珍しい博物館なのだそうだ。
記事を読むと主宰者は、中学生の頃に天文に夢中になって個人的にも観測設備を作るような方で、廃棄処分される望遠鏡とその望遠鏡にまつわるエピソードを残そうと、あちこちで博物館に出来そうな場所を探して、こちらにたどり着いたということだ。
展示されている望遠鏡は全て個人や、天文台からの寄贈によるものだそうで、ボランティアがレストアし、実際に観測会などで使用されることもあるらしい。
狸は私設観測所を作るほどの熱意はなかったが、やはり天文は好きだ。珍しい天文現象が起こるというと、家族を連れ立って、なるべく見に出かけた。
展示された望遠鏡を見る、という博物館がどのように成り立って運営されているのか、どんな望遠鏡が展示してあるのか、興味は尽きない。
ちょっとだけ足を延ばせば、クルマかモーターサイクルで行ける距離にある。ぜひツーリングで、すずめにはタンデムしてもらって出かけてみたいと思う。
©Tanu記