さてBEATを買ってからの我が家のファーストカーは、VIGOR・ACCORD・PRELUDEと小刻みに入れ替わっていて、すずめも『ATなら何でも運転できる』と言うくらいになった。
そのACCORDも車検が近くなって年式と走行距離を考えると、車検を通してもう2年乗るのは得策ではないように思われた。
その年の東京モーターショーに、ステップワゴンのコンセプト車が発表された。そのコンセプト車を見て『ぜひこの車を買いたい』と思った。実際、こどもたちやすずめの反応も良かった。
蛇足だが、モーターショーのコンセプトカーで、ワイパーとミラーがちゃんと付いていれば市販は近いと思って差し支えない、と言うのが狸の持論。
もうすぐ発表されそうだと思ったので、つなぎで乗れるクルマを探していたら、見覚えのあるCIVICシャトルが売りに出ていた。元、狸家のファーストカーだったCIVICシャトルが、3年の時を経て売りに出ていたのだった。
これも何かの縁かと思って購入を申し出ると、かなり良心的な値段で譲ってくれた。
こうして、何か貸していたクルマが戻ってきたようなCIVICシャトルに乗りながら、ステップワゴンの発売を待っていた。
ステップワゴンの納車も近いある日、前輪のブレーキがすり減ってギーギー音が出るようになった。綱渡りの気分でステップワゴンの納車の日に、ディーラーの下取りに入っていったのだった。おつかれさま。
©Tanu記