120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

思い出のクルマ〜BEAT、その3

 

にゃんこの着替えやチャイルドシートアダプター、お菓子に水筒、絵本に童謡のCD、などをバックパックに詰め込んで、休日の朝早く家を出た。近くのバス停までは、すずめに送ってもらい、駅から私鉄に乗る。

にゃんこは電車に乗る機会はあまりないので窓の外を眺めている。飽きると絵本を読んでやったり、BEATのお話をしたり。

何度か乗り換えて中古車屋さんに到着。仕上げの掃除が済んでいないというので、商店街をブラブラしたりして時間調整する。

納車の説明を受けている間、にゃんこは店長にジュースを頂いたり、飴玉をもらったりしている。

さて納車。走り出そうとすると、にゃんこが『お屋根、開くんでしょ?開けて走ろうよ』と言う。『寒いよ?』と言うと『それでも開けるんだ』と聞かないので、納車、即オープンで帰宅する事になった。

オーディオのスイッチを押すと『ピッ』と音がするのが楽しいらしく、色々なスイッチを押している。FMからAMになったり雑音だけになったりするが、まぁ、気にせず走ろうか。

そのうち、シフトレバーやタコメーターは何かと聞いてくる。なかなか答えるのに難しいが、タコメーターはエンジンがどれだけ頑張っているかのメーターで、シフトはスピードを変えるときに切り替えるのだと教えておいた。

ちょっと?な表情ながらも解ったような顔をする。ガソリンが少ないので『ガソリンが少ないから”4”のところまでで走るようにして帰るんだ』と言うと、4000rpmを超えそうになると『あっ、超えちゃうよ』と心配そうに教えてくれる。

そのうち、にゃんこは疲れて寝てしまい、日もくれて寒くなってきたので屋根を閉めて帰宅した。帰宅しても起きなかったので、そのままベッドに運ばれて、初のBEATでのドライブが終了した。

 

©Tanu記