『閃輝暗点』のことを知っているだろうか。
ある日ある時、急に視野の一部がモヤモヤし始めたかと思うと、そこから(狸の場合は)幾何学模様的な七色に輝く小さな三角や四角が繋がった輪っかが広がって行って、視界の外に消えていく。この間、ほんの5分か10分なのだが。
いつから出るようになったか覚えていないが、しばらく現れていなかった。栃木にいた時は仕事が忙しい時に時々出現していたので、疲れているんだろう、くらいに思っていた。大阪に単身赴任した時に不意に現れた。あまりにはっきり見えたので、これはもぅこの世の終わりかと思った。
その時にネット検索で『視界にキラキラ光る』と検索したら、この症状がウィキペディアに出てきた。読んでちょっと安心した。この世の終わりではないようだった。
先日の台風が通過したあと、家や義両親の家の被害の片付けやなんやでドタバタ、スーパーカブを走らせて帰宅したら、久しぶりに出現した。
気持ちがいいものではないが、以前脳ドックでは異常もなかったし、もう出ないことを祈りつつ過ぎ去るのを待った。
でもチョット心配だから、また脳ドックに行こうかなぁ、と思うのだった。
©Tanu記
