国際免許の続き話をする。
国際免許には、どのような自動車を運転することができるか記載がある。
二輪車の欄を見ると排気量の区分はない。したがって日本で小型自動二輪の免許を持っている方は、国外では憧れのリッターバイクで走っても良いことになる。ただし三輪車は400kg以下となっているので、大型のトライクは範囲外になる可能性が高い。
乗用車の項目には『運転席のほかに8名分を超えない座席を有する』とある。したがって、国内では運転できる10人乗りのミニバンは海外では運転できない。が、貨物車は最大積載量3500kgまで運転できるので、日本の普通免許を持っていれば海外ではかなりのサイズのトラックまで運転できてしまう。
残念ながら国際免許は日本国内では無効です、悪しからず。日本で乗りたい自動車の免許を取ろう。
もう一つの話として、自動車大国のドイツはこの国際免許の制度(ジュネーブ協定)を採用していない。つまり、国際免許だけを持っていても憧れのアウトバーンは走れない。
『じゃあどうすりゃいいんだ!』となるが、ドイツと日本は二国間協定があって、日本の運転免許証とドイツ語訳、あるいは日本の運転免許証と国際免許証を両方所持していればOKになる、良かったなぁ。ドイツに行くときは、日本の免許証も忘れずに持って行こう。
これで憧れのアウトバーンを走ることができる。
©Tanu記