台風の話題からはちょっと離れて、思い出のモーターサイクルだ。
HondaはFTRというモデルを何回かモデルチェンジしているが、このFTRは最後の223ccのモデルだ。
このFTRの購入者は中型免許を取得した、にゃんこで、軽くて扱いやすいモデルで安いのが良い、ということでモデルを決定。GooBikeだったかで、近所の店で乗り出しが安いヤツを見つけてきた。
購入したものの、にゃんこはあまり乗らず整備や維持は狸が行っていた。時々借り出して、近所のツーリングにでかけたりした。高速道路で80キロ出すと手がしびれる、単気筒らしいエンジン。非力だが燃費がすこぶる良くて北摂の山々を走るにはちょうどよかった。
購入してから手を入れたのは、
セルモーターのブラシが摩耗して回らなくなった。セルモータ本体を交換すると高いので、セルモーターを分解してブラシだけ交換。数百円で済んだ。
フロントフォークのオイル漏れ。これも自分で分解して交換。部品とオイル代のみ。
キャブレターからの燃料滲み。これも自分でガスケットキットを購入して交換。分解したついでに各部清掃して、エンジンの調子も良くなった。
前後タイヤとチューブ交換。オリジナルのブロックパターンタイヤはウエット性能がイマイチなので、この際とロードタイヤに変更。ビードが外れず、クルマで踏みつけて外すという荒療治を余儀なくされた。交換後はハンドリングも向上して良好。プロファイルが下がったので、シート高も1cmくらい下がった。
他に、弱ってきたバッテリーの交換、スーパートラップタイプに改造されていたマフラーをオリジナルに交換(この純正マフラーは高かった)。エンジンオイルの定期交換。などを施している。
その後にゃんこがコーラに売って、コーラは数千キロ乗り回したのち、クロスカブの下取りに出された。
家族所有のモーターサイクルだって、きちんと、お金と工数と汗水をかけてメンテナンスしているのである。
©Tanu記