すずめが西暦2000年のミレニアム記念に大型自動二輪の免許を取得した。もちろん教習所でだが、体格的ハンディがあるのによく取ったものだ。
それで狸も大型モーターサイクルを買おう!となるのだが、一度乗ってみたいと思っていたのが、空冷水平対向ツインのBMWだ。本当はR100RS
が欲しかったが、中古でも結構なお値段だった。
会社の『売りたし買いたし掲示板』に、R1100GSが出ていたのを見て、何となく見に行った。『でかっ!』というのが第一印象だった。しかし試乗させてもらうと意外に足も着くし、取り回しも良い。それに安価だったので買ってしまった。
いわゆるオールラウンダーというのだろうか、オフの外観にオンのタイヤ。座り心地抜群のリアシートを外すとスーパーカブも顔負けのキャリア。更に結構風防効果の高いミニカウルとヘルメットが楽々入るパニアケースが両側に付いていて、ロングツーリングが楽だろうなぁ、というモデルだった。
あまり遠くへは行かなかったので性能を使い切ったとは言えないが、フラットトルクで乗りやすいエンジン(思えば初のインジェクション車だった)、パタパタと乾いたBMWの独特の音など、楽しんだ。
にゃんことおもちを、すずめと2台で乗せてミニツーリングに出かけると、いつもこのリアシートが取り合いになった。
BMWも、また乗ってみたいモーターサイクルメーカーだ。
©Tanu記