モーターサイクルに初めて乗ってから40年以上経ち、買ったり家に有ったりして乗ってきたモデルが30を超えるようになってくると、中にはどうやってそのモーターサイクルを手に入れたのか、よく覚えていないものが存在する。
番外編(ヤマハ)で出てきたRD90もそうだが、今日紹介するXL80Sもそんなモデルである。きっかけは20歳くらいの頃、夜な夜な集まってはモーターサイクルやクルマの話をしていた連中の話題に『排気量が小さいけどキビキビ走れる奴』というのがあった。
そんなところから影響を受けて、知人から買ったか何かで乗り始めたのだと思う。
小さいくせに当時のHondaのオフロードモデル然としていて格好良かった。CB系の単気筒エンジンはタフで良く回る神話があり、一度乗ってみたかったというのもあったと思う。確かによく回る(当時としては)エンジンだった。しびれる高回転、いや、本当に振動が凄くて。速いかというと、まぁそれなり。北大阪に住んでいたが林道やオフロードが近所にあるわけでもなく飽きてしまって、番外編(カワサキ)で出てきたZ250LTDにバトンタッチ、限定解除へと舵を切ったように思う。
©Tanu記