120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

ちょっと来い、って、誰やねん?

社用で山里の集落に出かける機会があった。もう梅雨に入って時雨も降ってジメジメと蒸し暑く、仕事の内容のこともあり、うっとうしい一日の始まりだった。

少し早く昼休みを取り、近くに食事ができるところもなかったので事前に購入していたコンビニ弁当を、つかの間雨が上がった戸外で黙々と食べていると、林の中から『ホトトギス』との鳴き声。しばらくすると『ホーホケキョ』。

『いやぁ、和むなぁ』と思っていると『ちょっと来い、ちょっと来いよ!』との声が。ボスや警官に呼ばれたわけではなかった。その声の主は『コジュケイ』。本州には広く分布しているらしいが、関西で声を聞いたのはおそらく初めてだったかもしれない。

コジュケイ - Wikipedia

実は日本古来の鳥ではなく、ペットとして輸入されたり放鳥されたものが分布したとのこと。日本北部の方には馴染みがあまり無いかもしれない。

新婚の頃、栃木の家の横が雑木林だった。初夏になると林の中、こちらから『ちょっと来いよ』あちらからも『ちょっと来いよ』と合唱が聞けたものだった。

そんな思い出に浸りながら、味気ない弁当を(コンビニ弁当が悪いわけではないが)ちょっと楽しくしてくれた野鳥たちに感謝。

昼食後からまた雨降りとなって、今度は蛙の合唱に励まされながらの仕事となった。

©Tanu記