バイク仲間のコミュニティで知り合った人の中に、学部も働いた企業も違うけれど、たまたま同じ大学の先輩がいらっしゃって仲良くなった。その方はサラリーマンをもう卒業されたのだが、その方も人から聞いたと言う話をしてくれて、酔っぱらいの戯言の中で妙に心に残ったものがあった。
『人生は毎日、一、十、百、千、万で生きてゆけ』というのである。
どういうことかというと、
『一』毎日一人の人を幸せにする
『十』毎日十人の人と言葉を交わす
『百』毎日百文字書く
『千』毎日千文字読む
『万』毎日一万歩歩く
という事だった。今は一万歩にちょっと足りないくらいのほかは、全クリアしていると言ったところ、『現役を退いてから達成することに意味がある』のだそうだ。
確かにサラリーマンを卒業すると、現代言葉で言う『コミ障』気味の狸は『十』の達成が難しくなりそう。今でも休日は、すずめ以外と話をしないことも有るし。更に出不精の気も有るので『万』の達成も危ぶまれる。
やはり長生きするには、楽なことばかりではいけないようである。
©Tanu記