木星が見やすくなってきた。日が暮れて少したったころ、東寄りの空の中頃に白っぽく輝く明るい星で、加えたまたたかないので、容易に見つけられると思う。かつては彗星が衝突して吸い込まれていったり、なかなか話題の尽きない木星だが、最近(5月15日)NASAが興味深い発表を行った。これまでも木星についての発表は有ったし、その衛星のエウロパは『生命がいるかもしれない』として注目されてきた。
今回の発表によると、エウロパの表面の氷の隙間から溶岩が吹き出るように水が噴出している可能性が高いのだという。エウロパは炭素の化合物も発見されているし、エネルギーも有る。今回液体の水が有るとされると生命の存在が期待される。見に行って確かめてほしいなぁ、と思っていたら、2022年に『エウロパクリッパー』という探査機を打ち上げて徹底的に調査してくれるのだそう。
やはり長生きしないと歴史的瞬間を見られない。好奇心も長生きの秘訣の一つと言われているから、わくわく期待しながら待つとしようか。
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