先日、加古里子さんが亡くなった。90歳を過ぎてもなお、衰えない創作意欲を持たれていたという。元気に退屈しないで前向きに生きるには?と考えながらこのブログを書くことになったわけだから、とても良い先生を亡くしてしまったと思っている。
すずめは膨大な量の絵本を所蔵していて、かつ精通しているのだが、その蔵書の中にも加古里子さんの著書が何冊も有った。ニュースでも紹介されている『かみなりちゃん』『マトリョーシカちゃん』などの「〇〇ちゃん」ものはもちろん、ちょっとマイナーな感じで『かわ』という著作が有る。絵本好きのすずめの影響か、にゃんことおもちの幼少期は絵本が好きで、「〇〇ちゃん」ものは狸も良く読み聞かせた。絵本の知識がゼロに近い狸だが、にゃんことおもちに読み聞かせながら沢山見ているなかで、加古里子さんの著作では『かわ』が好きだった。
アイスランドの「かわ」
亡くなってからすずめが絵本を出してきたので20年ぶりくらいに改めて読んでみると、さすがは工学博士、内容が科学の本のような感じであるのも好きだが、絵のあちこちに小さい文字で川の周りの仕事をする人や、建物の解説が書かれているのが面白いと感じたことを思い出した。
自分の何かを表現しようという想いが、長生きの秘訣の一つではないかと感じるこの頃だ。加古里子さんの歳からなお20年長生きしようと思っているのだが、他に何が必要なんだろう?
子どもたちに幸せな時間を下さりありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
©Tanu記