アサヒビールの見学というと、吹田市のビール工場の見学が無料で試飲も付いていて有名で人気がある(狸は飲まないのでソフトドリンクでの対応となるが3回行っている)。ここは少し趣向を変えて、同じアサヒビールでも大山崎にある山荘美術館に行ってみる。場所は阪急京都線の大山崎かJRの山崎駅から徒歩10分くらいだが、結構登り坂が有るので、無料で運行されている送迎バスを利用するのが楽で良い。ただしシーズンによってはバスが混むので、健脚の方は歩いて行こう。
朝日麦酒と親交のあった関西の実業家の加賀正太郎氏の別荘で、大正から昭和にかけて造られ氏の没後に幾人かの所有を経て、バブル景気の頃に壊してマンションにされようとした時に、地元の保存会や京都府などから要請されたアサヒビールが、美術館として再生したのだそう。美術や建築にはあまり心得が無いが、広い庭と風格の有る建物、収蔵美術品は素晴らしい。
正面入口。
ろうかんどう(入り口のトンネル)。ここがとても広い庭園への入り口。入っていくと建物が見えてくる。美術館なので建物の中は撮影禁止だが、喫茶室とそのテラスは撮影OK。淀川、木津川、桂川の合流する眺めが素晴らしかった。
さすがアサヒビール、喫茶室ではビールも呑める。まぁ、くどいが狸には関係ないが。
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