歳をとってきて認めざるを得ないのが視力。
狸もご多分に漏れず、近くが見えにくくなったり動体視力が落ちてきて咄嗟の判断が遅れたり。
特に感じるのが夜間走行時の見えにくさ。
雨が降っていたりすると、ドライブも楽しくなくなる。
だから、なるべく見やすいようにと、フロントガラスを磨いて撥水加工を施す。
メガネも良く拭いて、と。
対向車の眩しいのは、どうしようもない。
ところで、クルマのヘッドライトはハイビームが基本だ。
これは教習所の教本にも載っているし、実は道路交通法でも『夜間走行時は原則として走行用前照灯(=ハイビーム)を使用しなくてはならない』と定められている。
では、ロービームは?と言うと『すれ違い用前照灯』なのだった。
夜間は事故の発生率が高くなるため『明るく遠くまで広範囲に照らす』必要があるからだということだ。
狸も栃木県に住んでいるときは帰宅時は何時も夜遅かった。田舎の農道などを通っていたので夜はハイビームを使うことが多かった。
BEATに乗っていたときはハイビームのランプが先に切れた。
大阪に来てからはハイビームは、ほぼ使わない。対向車や自転車・歩行者が途切れないからだ。
相手には眩しくないけど前はよく見える、そんなライトができないものか切に願う狸であった。
©Tanu記