◯レンジャーの続き話ではなく、また昔のアメリカ出張中の話をする。ロシアに隕石が落ちてドライブレコーダーの動画がたくさん出回ったのは記憶に新しい。
大昔には地球にもいっぱい隕石が落ちたのだろうが、地殻変動や風雨にさらされてほとんどが見えなくなってしまった。いくつか残ったものの中で、行きやすい所に有って一目でクレーターとわかるのは、まずはここだろう。グランドキャニオンの近くのフラッグスタッフと言う街の外れの砂漠にある。だから雨に侵食されずに残ったのだろう。
隕石孔は昔から見たいものの一つだった。出張中にここの近くを通る機会が有って、ボスに『ここまで来て見ないのはもったいない』と談判して、出張メンバー全員巻き込んで見に行った。
とは言え若手のメンバーには『行くぞ』と言っていて、このために?パノラマ版『◯ルンです』を持っていていたのだから、確信犯的である。
行ってみて直径1.6kmというスケールの大きさや、本当にクレーターになっていることに驚いた。隕石孔としては小ぶりらしい。これが個人の(バレンジャーというのは地名ではなく人名)持ち物だというのも、アメリカらしいスケールの大きさだ。
次は隕石孔を丸ごと街にしてしまった、ドイツのネルトリンゲンを見に行きたいと思っている。
©Tanu記